かじクリニック熊本美容外科の紹介

夏場に多くなる手術の一つに小陰唇縮小術があります。

見た目を気にされて来院いただく方が多いのですが

中には清潔面を気にされたり、自転車等に乗った時に

挟まって痛みを感じると来院される方もみえます。

処置自体は単純に小陰唇の大きい部分を切り取って

縫合するだけなのですが、初めて手術をされる先生には

いくつか落とし穴があるので気をつけなければなりません。

外科系出身の先生からすると、それほど難しい手術には思えないの

ですが、小さくしすぎたり、小陰唇がほぼなくなってしまったりと

いった事態が起きることがあります。

これは、小陰唇の手術に特有なのですが、皮膚が柔らかく

皮脂が多い部位なので、まずデザインの印がつけにくい

部位というのが一つ。次に切開する時に、押さえがききにくいので

デザイン通りに切れなかったり、手間取っているうちにデザインが

消えてしまったりということが往々にしておきます。

もう一度、印を付け直せばいいように思われるでしょうが

既に麻酔をして膨張してますので、最初のデザインとはどうしてもズレが

生じることがあります。

あと、問題になるのが小陰唇の上（腹側）に伸びている

副皮といわれるヒダの存在です。

副皮は、全くない方もみえれば、小陰唇よりも大きく存在する

方もみえます。

副皮の処置の仕方によって、全体の印象が大きく変わることも

あるので、カウンセリング時の説明で注意が必要です。

なかなか教科書にも載っていない手術ですので、

慎重に経験を積まないといけない手術の一つです。